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この度、MAでは以前より注視していた深海魚「モンイトベラ」の調査研究活動を本格化させ、論文執筆に向けたプロジェクトを始動することとなりました。
極めて稀なモンイトベラをまとめて採集

モンイトベラは、正式な日本での報告例が過去に二例しかない非常に珍しい深海魚です。博物館の未報告標本や、釣り人、熱帯魚愛好家、専門業者の方々の間でいくつか記録は見受けられるものの、そのほとんどが局所的に1〜数個体が点々と採集されたにとどまっています。
しかし、MAが独自に行った深海生物調査において、とある海域で計16個体ものモンイトベラを採集することに成功しました(現在もそのうち3個体を飼育継続中です)。
論文執筆への挑戦
本種の飼育記録を持つ沖縄美ら海水族館の飼育員さんに飼育に関するアドバイスを求めたところ、「これだけまとまった数のモンイトベラが採集されることは極めて稀であり、ぜひ論文を執筆してみてはどうか」と背中を押していただきました。
そこでMAは、観音崎自然博物館の学芸員さんお力添えをいただきながら、本種の調査研究および論文報告へ本格的に取り組むことを決意いたしました。
MAは6月末にも同地点で深海調査を行いましたが、その際にも新たに8個体が採集されました。非常に興味深いことに、これまで採集されたモンイトベラはすべてオスであり、メスは1個体も確認されていません。
- なぜ、この地点でモンイトベラが多数採集されるのか?
- なぜ、オスしか採集されないのか?
これらの謎を解明すべく、今後も同海域での継続的な調査を行い、得られたデータや知見を論文として報告したいと考えています。 (※なお、乱獲や生態系破壊を防止するため、採集地点の詳細は伏せさせていただきます。何卒ご理解ください)
MAスタッフは、卒業論文以外での本格的な研究論文の執筆経験がほとんどありません。しかし、「素人ながらも海洋生物の調査研究活動に貢献したい」という思いは人一倍強く持っています。
もはや移動水族館とはなんなのかと思われるかもしれませんが、既存の移動水族館の概念にとらわれず、こうした研究活動含めて幅広く活動していきます。その上で、それらで得られた知見を移動水族館やワークショップの展示に活かしていきます。
手探りで拙い部分もあるかとは思いますが、MAの新たな挑戦を温かく見守っていただけますと幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

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