過去の展示・活動内容

Mobilis Aquarium(以下MA)が具体的にどのような展示を行っているか、過去の活動内容をご紹介します。

赤羽台団地 移動水族館

ヌーヴェル赤羽台団地にて行った移動水族館イベントです。赤羽から近い「荒川」と、荒川が注ぎ込む「東京湾」をテーマに、身近な河川環境・海洋環境と、そこに生息する生物たちを展示しました。

同時にタッチプールと、ズワイガニの甲羅(本物)にイラストを描いてミニお面を作るワークショップも開催しました。

東京湾漁場

東京湾の漁場に生息する生き物たち。アジやマダイなどおなじみの魚に加え、水流装置を設置して水槽内に波を起こしました。細部まで拘りぬき、東京湾の漁場の雰囲気を再現しています。

東京湾内湾

東京湾の浅場、砂地を再現した水槽。クロダイやマハゼなどの生き物はもちろん、海に捨てられてしまったプラスチックごみも再現。

東京湾における海洋ごみ問題を伝える展示を作り上げました。

カニの甲羅でお面作り!

こちらは本物のズワイガニの甲羅。静岡県沼津市ではタカアシガニの甲羅に鬼の絵などを描いて魔よけや厄病除けとして各家庭の玄関に飾っていたようです。このタカアシガニのお面からインスピレーションを得て行ったのが「ズワイガニのお面」のワークショップでした。

参加費は無料で、作ったお面はそのままお持ち帰りいただきました。思いのほか好評で、作ったお面を展示してほしいと、そのまま寄贈してくださったお客様もいらっしゃいました。なにを描くかそれぞれ個性が出て、見ているだけでも楽しいイベントでした。

「なんだかんだ12」東京湾展示in神田

神田で行われた縁日イベント「なんだかんだ」にて、MAは移動水族館をさせていただきました。

2tトラックの荷台に水槽をそのまま乗せ、水槽を会場まで運ぶ形で展示を行いました。前回の赤羽移動水族館同様、今回も「東京湾」をテーマとし、3つの水槽「身近なさかな」「食卓のさかな」「カラフルなさかな」を展示しました。親子向けによりわかりやすく、見やすい展示に仕上げました。

キミも水族館を作ろう!

今回のイベントは、展示を見たお客様が好きな魚や推したい魚、スタッフへの質問などをなんでも付箋に書いて展示にパネルとして貼れる「キミも水族館を作ろう!」という企画を行いました。想像よりも多くのパネルを作っていただき、お客様にお気に入りの魚たちを紹介していただきました。

身近なさかな

潮干狩りなどでも見られる身近な魚たちを展示しました。何もいないと思われがちな東京湾も、探せばこんな魚たちが見られます。

シロギス

本展示の目玉はシロギスです。試行錯誤を重ね、飼育展示するのが非常に難しいシロギスの生きた姿を移動水族館で展示することが出来ました。

お客様からもシロギスを見れたことが驚きだったとの感想をいただきました。直接「生きている姿ははじめて見た!」とのお声も。また本展示は屋外であるため、展示内に太陽光が差し込み、銀色の魚体がギラギラと輝く美しいシロギスを観察することが出来ました。

食卓のさかな

東京湾は、江戸前寿司の魚が捕れる豊かな漁場でもあります。マアジスズキなど、食卓に並ぶ魚がたくさん生息しています。赤羽団地移動水族館と同じく、水流装置を設置して水槽内に波を起こし、東京湾の沖の環境を再現しました。

水流装置によって、水槽内に波が発生する。
マアジ
スズキ

スズキの後ろにあるオレンジ色の漁網も本展示のポイントです。展示を見るお客様が難しいパネルを読まずとも、視覚的に一発で「東京湾の漁場の雰囲気」を理解できる工夫です。お客様からも直接、「東京湾にはこんな魚がいるんだな」「よく食べる魚も東京にいるんだね」という感想をいただきました。

カラフルなさかな

夏になると、南方の熱帯魚たち(死滅回遊魚)が黒潮に乗って東京湾までやってきます。千葉県館山の岩礁などでは、熱帯魚のチョウチョウウオたちを観察することができます。本展示はそんな夏季限定の魚たちが東京湾にいることを紹介した展示です。

トゲチョウチョウウオ

本展示は今回の展示で一番人気でした。圧倒的に付箋の数が多く、その感想の殆どがチョウチョウウオが好きになったというものでした。お客様の反応も、こんなカラフルな熱帯魚が東京湾で採集されたことへの驚きでした。

お客様が付箋パネルを書く際、何チョウチョウウオであるか、魚名板を読んで確認(種同定)していたり、どんな模様をしているかなどをしっかり魚を観察して確認していたのが印象的です。

自分の目で見て書いて覚えた魚は、きっと特別な魚になるでしょう。ただなんとなく「キレイな魚がいた!」では終わらせず、その先の理解へ発展させられる展示が出来ました。

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